ごあいさつ
笹川同学会日本支部の会長に新しく就任した趙松吉と申します。
この場をお借りして、笹川同学会日本支部会長就任のご挨拶を申し上げます。
まず会長就任にあたって、日本支部の歴史について振り返ってみます。私の記憶では2007年8月26日に北京・人民大会堂で開かれた「日中笹川医学奨学金制度20周年記念式典」出席した際に日本から参加した笹川生のOBらが集まって、日本支部の1代目の会長韓晶岩先生が帰国するため、袁世華先生に引き続いていただきたいと韓会長が皆さんに伝えた時、私は初めて日本支部のことを知りました。そして、この日に日本支部の2代目の会長(袁世華会長)が誕生しまして、私もその時から、日本支部の活動に顔を出すようになりました。本日までちょうど11年4か月という長い間、袁先生は日本支部のため、日本支部の皆さんを率いて、沢山の有益な活動を行ってきまして、日本財団、日中医学協会および笹川同学会本部からかなり高い評価を得られています。特に新笹川生らや残留孤児の健康相談会の関係者らからとても信頼され、尊敬されています。袁会長が作ってきた業績を讃えて、笹川同学会本部と日本支部は袁先生に日本支部名誉会長の称号を授与することを決定しました。そして来る6月1日に袁先生の名誉会長就任祝賀会を開催することも決めました。皆様のご出席をお待ちしております。まずこの場をお借りして、日本支部を代表して袁先生に心よりご感謝、ご敬意を申し上げます。
次に会長に選出された経緯について、簡単にご説明いたします。
袁会長からご自身の健康状況を考慮して、4月をもって日本支部の会長を辞退したいというご意向を本部と日中医学協会に表明したことをきっかけに、ちょうど4月5日に開催された第40期学位取得コース歓迎式典に出席された同学会本部の趙群理事長、李忠金秘書長、許順副秘書長は、日本支部の今後のことにについて、日本支部役員らとの会議を開き、日本支部の新しい会長を選出することになりました。会議で推薦と議論を経て、満場一致で私を新しい日本支部会長に選出しました。すごく突然なことで大変困惑な気持ちはありましたが、本部と日本支部からの私に対する大きい期待と信頼に圧倒されて、日本支部の会長を受け入れることを決意しました。
最後に日本支部会長に任命された以上、責任は重いですが、皆さんと力・知恵を合わせて、日中医学協会のご支援、ご協力をいただきながら、本部と緊密に連携して、日本支部の活動を一層活発に行っていく所存です。日本にいる笹川OBらが一人でも多く日本支部の活動にご参画いただくために、この日本支部役員会の微信圏を設置して、情報を共有したいと思っております。
経験も浅いし、微力でもありますが、日本支部のため精いっぱい頑張りたいと思いますので、どうぞご支持、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
22018年4月26日
日中笹川医学奨学金制度について、
日中笹川医学奨学金制度は、日中笹川医学協力プロジェクトの一環として、日本財団の助成金を受け、1986年に「日中医学協会・笹川記念保健協力財団・中国政府衛生部(現国家衛生健康委員会)間で「笹川医学奨学金制度」協定書調印をすることで発足し、第一次制度の10年間、第二次制度10年間、第三次制度と第四次制度10年間の30年間延べ2,280名の医学・歯学・薬学・看護学等優秀な研究者を日本に招請し育成しました。2017年より第五次制度が始まり、2018年より「共同研究コース」と「学位取得コース」の研究者が来日しました。
笹川医学奨学金進修生同学会について、
笹川医学奨学金進修生同学会、この笹川医学奨学金制度により日本で研究した大勢の中国研究者より構成された同窓会組織(略称:笹川同学会)で、1991年8月15日に結成し、学術交流会の開催、内陸農村部や被災地におけるボランティア診療等の活動を行っています。現在中国全土に6支部に日本支部、北米支部を加えて全部8支部を設けて、各地域で活動を推進しています。
笹川同学会日本支部について、
日本支部の会員は、日中笹川医学奨学金制度で来日し、修了後、日本にいる進修生ら(以下は「笹川生のOB」と称する)から構成されています。
笹川同学会日本支部(中国語は日本分会と称する)は、笹川医学奨学金進修生同学会本部(中国語は総会と称する)と緊密に連携しながら、日中医学協会のご支援とご協力を得て、日中医学発展のため、医学・医療の分野で有益な活動を通じて、日中両国の国民に「日中笹川医学奨学金制度」から受けた恩恵を日中両国の社会に還元することを目的として、在日の笹川医学奨学金進修生が自ら集まり、医学・医療に関わる学術交流やボランティア活動を行い、日中医学発展のため、力を合わせて邁進しています。
現時点で日本の在留が確認できた第2期から39期までの笹川生のOBらは63名となっています。
《2018年度第2回目の健康講座・健康相談会開催》
2018年12月8日(土)午後1時半より横浜市旭区上白根町891番地西ひかりが丘団地18-1管理事務所の会議室で恒拓介護経営者連合会との共催で笹川同学会日本支部2018年度第2回健康講座・健康相談会が開催されました。本健康講座・健康相談会には笹川同学会日本支部趙松吉会長をはじめ11名が参加し、中国残留孤児帰国者・スタッフ40名以上が参加しました。最初に恒拓介護経営者連合会の佐々木弘志会長より笹川同学会日本支部の本ボランティア活動に対する歓迎・感謝の言葉を述べて、本健康講座・健康相談会を開始しました。今回は関東横浜地区において、2018年9月8日(第1回目)に続く笹川同学会日本支部2018年度の第2回目の健康講座・健康相談会で、冒頭で趙松吉会長より開会の挨拶とともに笹川奨学金制度及び笹川同学会日本支部の役員メンバーについて紹介し、中国残留孤児帰国者らが日常生活にかかっている悩み・不安、また健康面での不安や悩みの解決に少しでも役に立てるため、笹川同学会日本支部の重要な活動の一つとして、定期的に有益な健康講座・健康相談会等を行うこと、また今後も引き続き行うことについて紹介・意思表明を行いました。引き続き、笹川同学会日本支部李亜範副会長より「目の健康について」というデーマで健康講座の講演を行いました。皆さんが興味を持っている眼の病気、例えば飛蚊症、白内障、緑内障、糖尿病性網膜症や黄斑変性症等の症状、原因、治療現状や予防について、東洋・西洋医学知識をまぜながら、とても分かりやすく解説を行いました。参加者ら皆さんは興味深くその講演を聞き、その反響はとてもよかったです。健康講座の講演が終了後、趙会長より皆さんに今回の日本支部参加者・専門分野を紹介し、漢方、眼科、腫瘍科、消化内外科、生活習慣病、薬物使用等6相談チームに分け、健康相談を行い、参加者及び家族の健康面での病気、症状、日常生活面での不安や悩みを聞きながら、有益なアドバイス・助言を行いました。その参加者の中一部は日本支部の担当者に自ら相談に行くのを恥ずかしがっていましたので、趙会長をはじめ個別的に話しをかけ、いろいろな話を聞いてあげたり、聞いてもらったりして、皆さんは健康面・生活面でのいろいろな事情を話してくれました。今回の健康講座・健康相談会には、趙会長が笹川同学会日本支部会長を就任後初めての参加で、今まで行ってきた関東横浜地区における健康講座・健康相談会の中、中国残留孤児帰国者らの参加者が最も多く、40名以上もなり、空席のないほど会場いっぱいで始終活気があふれていました。最後に参加者全員の集合記念写真を撮ることで本健康講座・健康相談会は円満に閉会されました。
2018年12月吉日(笹川同学会日本支部事務局)
《祝笹川医学奨学金進修生同学会日本支部第1回全国記念学術総会円満成功に開催!》
笹川医学奨学金進修生同学会(笹川同学会)日本支部が主催となり、笹川同学会本部と日中医学協会の共催による「笹川医学奨学金進修生同学会第1回全国記念学術総会」が、2018年9月30日午後1時より東京学士会館にて開催されました。ちょうど強烈な大型台風24号が日本列島を直撃していたため関西方面等遠方の笹川生は来場できなかったものの、恐怖の状況にもかかわらず、たくさんの方々が参加され盛大な記念すべき大会となりました。本総会は日本支部が発足以来はじめての日本全国大会となりました。我々が日中笹川医学奨学金制度から受けた恩恵を日本と中国の医学の発展のため、医学・医療の分野で有益な活動を通じて日中両国の国民や社会に還元することを目的として、本大会のテーマを「日本の医療現場に携わっている医師・看護師・研究者からの生の声」といたしました。
本総会には、来賓として吉倉和宏日本財団常務理事、中村真美子日本財団国内事業審査チームチームリーダー、安達勇日中医学協会副会長、金井浄日中医学協会監事、于暁松中国医科大学副学長、孫連坤吉林大学基礎医学院院長が参加され、笹川同学会中国本部からは趙群理事長、李忠金秘書長、許順副秘書長が出席しました。日本の在留が確認できている第39期生までの笹川同学生及び今年度に来日した第40期生、日中医学協会、関係機関並び関係者ら69名(参加予定人数85名だった)の参加を得て、盛大に円満に開催できましたことに、心より感謝を申し上げます。
本総会は、趙松吉日本支部会長の開会の挨拶で幕を開けました。趙群笹川同学会会長のご挨拶に引き続き、吉倉和宏日本財団常務理事からご祝辞をいただきました。
次いで、6名(9名予定だった)の日本の医療現場に携わっている医師・看護師・研究者から素晴らしいご講演が行われました。大変有意義な記念すべき学術総会となりました。
笹川同学会日本支部の会員全員が出席し、相互の情報交換を通じて、皆が一丸となって、実質的な日中医学発展の架け橋の役目の実現に繋げることを目指すため、学術総会に引き続き情報交換会を行いました。情報交換会では、日本と中国の医学・医療に関する様々な課題についての情報交換、相互の友好交流を行い、有益な成果を得ることができ、今後の笹川同学会のさらなる発展に大きく貢献できました。
本総会の開催にあたり、日本財団並びに企業14社より多大なご支援をいただきました。この場をお借りして、あらためて厚く御礼申し上げます。そして、ご支持、ご支援、ご協力をいただきました笹川同学会、日中医学協会、また強烈な大型台風24号が関東地域を直撃している恐怖の状況に負けずに、ご出席いただきました皆様にも感謝と敬意を申し上げます。
本総会の実際の様子を写真でまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
2018年10月3日(笹川同学会日本支部)
《笹川医学奨学金進修生同学会日本支部第1回全国記念学術総会プログラム》
《笹川医学奨学金進修生同学会日本支部第1回全国記念学術総会本総会の実際の様子》
《趙松吉笹川同学会日本支部会長の表敬挨拶》
本総会開催に先立ち、趙松吉笹川同学会日本支部会長は、9月27日午後日本財団ビルで開催された第40期(共同研究コース)研究者集会に出席し、日本財団笹川陽平会長、日本財団尾形武寿理事長をはじめ、関係者への表敬挨拶を行いました。
《2018年度第1回目長寿楽園無料健康講座・健康相談会開催》
《笹川同学会日本支部袁世華名誉会長ご就任祝賀会》
《祝日中笹川医学奨学金制度30周年記念式典!》
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